一斉に駆け出す福島県の馬の祭りを心に刻む

先週末、地元青年団から頼まれ、会場設営を手伝いに向かいました。木杭を打ち込む音が続くなか、足裏に伝わる微かな振動が不思議と心地良く、何度も砂を蹴るリズムを確かめたくなる。

ふと顔を上げれば、福島県の馬の祭りで名高い一団が、ゆったりと行列を整えてるところだった。

仲間と一緒に並んで見守れば、鎧袖一触の美しさをもつ騎手達が、金具を指先で軽く叩き、凛とした調声で合図を交わす。

合図の笛が鋭く鳴り、一斉に駆け出し、ドドドッと音も振動も凄い迫力。やっぱ福島県の馬の祭りを現地で味わう迫力、疾走感は映像じゃ全部伝えきれないね。

土埃が空中を漂い、下腿に感じる風圧が体ごと持ち上がりそうで、仲間と顔を見合わせ笑っちゃった。

終了後に振る舞われた甘酒をすすりながら、手伝いで体に染みついた余韻を確かめる。現地へ訪れた者だけが、心に刻む特別な記憶となるはず。

もう何回も福島県の馬の祭りへ来てるけど、ちょっと違う側から関われた為、めっちゃ新鮮だっだなー。これからも楽しませてもらいますぜ。